投稿記事

アルファベット
英語のアルファベットは、日本語で言うところの『ひらがな』に相当する文字です。(声に出す時の音を表す文字。表音文字)
ところが困ったことに、英語は綴りと実際の読み方が異なるという特徴を持っています。

例えば『name』という単語。
アルファベット通りに読むなら『ナーメ』となるはずですが、実際の音は『ネイム』です。

この文字と実際の読み方が異なるという点が、英語を学ぶ人間を困らせる曲者になります。
逆に言えば、そこを理解することで英語が学習しやすくなります。

英語の綴りは旧仮名遣い

歴史的仮名遣い
実は15世紀より昔は、英語も書いてある文字の通りに発音していました。
『name』はナーメ、『feel』はフェールといった具合に。

ところが15~16世紀にかけて発音の変化がおこり、綴りと読む時の音が異なってしまいました。
『name』がネイム、『feel』がフィールと。

なぜそうなってしまったかハッキリとした原因はわかっていないのですが、日本語でも年月とともに発音が異なっていくのは普通です。
蝶々
例えば昔は蝶々のことをひらがなで『てふてふ』と書いて、実際の読み方も『てふてふ』でした。
それが年月とともに、『てふてふ』と書いて『ちょうちょう』と読むように発音が変化しました。

年月とともに発音が変わるのは言語としてよくあることなのですが、日本語の場合は戦後にひらがなの使い方を実際の発音に合わせる改定がされています。
英語ではそういった改定が行われなかったので、現在に至るまで綴りと実際の発音が大きく異るのです。
要するに、英語は旧仮名遣いで綴りが書いている様なもの、ということですね。

(言語の変化に興味がある方は、Wikipediaの英語史大母音推移という記事を読まれるといいでしょう。ただ現段階で読むと逆に混乱するので、英会話がある程度出来るようになってからがオススメです)

発音しない字がたくさんある(黙字)

沈黙
例えばnameの語末のeは発音しない字の代表格です。(サイレントe)
これは先程の説明にあった様に、発音の変化で時代とともに読まれなくなった文字です。
他には『high』、『write』『bomb』などもそうです。

またギリシャ語やフランス語から単語を輸入した際に、元の言葉に近づけるためにわざと発音しない字が残されたり追加されたケースもあります。
(『psychology』、『receipt』など)

※興味がある方はWikipediaの黙字という記事を読まれるとよいでしょう。
ただし何度も同じことを言いますが、現段階では知らなくてもよいことですので、今は読まなくて大丈夫です。

英語のふりがな(発音記号)

理由までは覚えなくてよいのですが、英語の綴りは実際の発音と違うのが当たり前という認識をもってください。

ただ規則性がありますので、慣れるとなんとなく読み方のパターンがわかってきます。
(例:nameでネイムなら、sameはセイムと読むのだろう、と検討がつくようになります)

また英語にも『ふりがな』に相当するものがありまして、それは発音記号と呼ばれます。
例えば『name』を辞書で引くと、『/neɪm/』と実際の読み方が書いてあります。これが発音記号です。
発音記号
(上の画像はOxford learner’s dictionariesから。BrEは『British English=イギリス英語』、NAmEは『North American English=アメリカ英語』での発音のこと)

発音記号を覚えることで、読み方がわかるだけでなく『聞く』『喋る』能力も大幅にアップします。
ではどうやって学習するのかですが、イギリスの公共放送であるBBCがよい学習サイトを公開しています。(BBC Learning English – Pronunciation tips

ただし全編英語ですので、これを日本語訳されている『英語の会』というサイトをおすすめします。

とりあえず一通りこのサイトを見てください。今はお手本のように上手く発音できなくて大丈夫です。とりあえず英語にはどんな発音があるのかだけを知っておいてください。
(出来る方は毎日1本づつこの動画を見返すとよいです)

そして今後、読み方がわからない単語に遭遇したら辞書を引きます。(英英辞書ならOxford Learner’s Dictionaries、英和辞書ならWeblio英和辞典がおすすめ)

辞書で発音記号を確認して、サンプル音声を聞きます。その発音の仕方がわからなければまたBBCのサイトで確認してください。
これを繰り返せば英語の発音ができるようになり、発音できれば聞き取ることも容易になります。(ただしネイティブレベルを目指す必要はないです)

なおBBCの学習サイトは当然イギリス英語が基準ですので、アメリカ英語が好みでしたら『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』という書籍がオススメです。
DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本

※個人的にですが、英語は舌の奥を少し下げた状態に構えると発音しやすくなると思います。

まとめ

・英語の綴りは実際の発音と異なる。

・実際の発音は発音記号で確認できる。

・辞書を引いた時に発音の仕方がわからなければ、辞書のサンプル音声とBBCのサイトで確認する。

英単語の読み方についてはこれでOKだと思います。

しかし実際にネイティブの会話を聞いてみると、やたら早口で喋っていたり発音記号を無視して喋っていることが多いのに気が付きます。

次回はこの早口でリズミカルに喋る英語の発音の仕組み、英語は聞き取れない理由についてお話します。

・目次に戻る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly