投稿記事

梅干し
※本コラムは医学的な根拠に基づくものや治療を目的としたものではありません。

今回はクエン酸のダイエット効果についてです。
クエン酸は梅干し・柑橘類・その他酸味のある食品に含まれる成分になります。

クエン酸のダイエット・健康に関するメリット

代謝の改善

クエン酸は弱酸性ですが体をアルカリ性にする働きがあります(アルカローシス)。体が酸性に傾いている(アシドーシス)と細胞の栄養の吸収が上手くいかなかったり、副腎の疲労に繋がります。そのせいで代謝が下がってしまうのですがそれを改善してくれるわけです。

またミトコンドリアの中にあるクエン酸回路が働くのにも関係します。食事から摂ったクエン酸はクエン酸回路に直接関係しませんが、間接的に関与するのではないかと言われています。

血流を良くする

血流は弱アルカリ性になると良くなります。そのため筋肉が柔らかくなったり冷えやむくみが解消する可能性があります。

疲労回復効果

体が酸性だと疲労や頭痛を感じることがあります。体が弱アルカリ性になるとそれが改善する可能性があります。
また上記の血流改善効果も疲労感の回復を感じる理由の1つではないかと思われます。

ミネラルの吸収や消化を助ける

食事と一緒にクエン酸を摂るとミネラルの吸収を助けてくれます。
これをキレート作用と呼びますが、女性が不足しがちな鉄の吸収を助けてくれるのがいいですね。
また消化も助けてくれますので胃もたれが改善する方もいらっしゃいます。

その他のメリット

抗菌作用・抗炎症作用・デトックス効果などもあると言われています。

クエン酸のデメリット

胃痛が起こる場合がある

クエン酸は体内に入った時は弱酸性ですので、空きっ腹にの状態で摂取したり1度に大量に摂取すると胃痛や胃の不快感を覚える場合があります。
食事と一緒に摂ることをオススメします。

歯のエナメル質を溶かす可能性がある

ずっと口に含んでいるのでもなければ可能性は低いと思いますが、クエン酸は酸性ですので歯のエナメル質を溶かす懸念はあります(酸蝕歯)。
念の為クエン酸を含む食品を口にしたらすぐ水でゆすぐ習慣をつけたり、飲み物ならストローで飲むようにすると良いと思います。
安価なカプセルタイプのクエン酸のサプリメントもありますので、そちらを利用するのが続けやすくてオススメです。

クエン酸の1日の摂取量目安

クエン酸の1日の最大摂取量は定められていませんが、1日5~15g摂ると良いと言われております。まずは1日3~5gからはじめて、胃痛の有無や体調の変化を見ながら増やされると良いでしょう。
1度に大量に摂取しても体の外に出ていってしまいますので、朝・昼・晩と寝る前の4回に分けてクエン酸を摂られるのがいいです。
食品から3~5gのクエン酸を摂るのもなかなか大変ですので、カプセルタイプのクエン酸サプリメントをオススメします。安いものですと「1,000mg/10円」で販売されていますので無理なく続けられます。