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※本コラムの内容は特定の病気の治療を目的としたものではありません。治療は専門医にご相談ください。
省エネモードの女性

甲状腺機能が低下している女性が多い?

甲状腺イラスト
甲状腺とは、のど仏のすぐ下にある代謝ホルモンを作る臓器です。(wikipedia
甲状腺ホルモンは多すぎてもよくありませんが、少なすぎると代謝が低下し太りやすくなってしまいます。(いわゆる省エネモード

甲状腺ホルモンには「T3」「T4」「TSH」などの種類がありますが、現代の女性は「T3」だけが低下しているケースが多いと言われています。(LowT3症候群

「T3」ホルモンが不足してしまうと、
・低体温
・慢性疲労
・むくみ
・太りやすくなる
・脱毛
などの症状が出ると言われております。

ただ病院の血液検査では異常なしと診断されることが多く、「病気ではないけど少し調子が悪いのかも」という方が多いようです。
しかし「T3」の低下が長引くと「T4」まで低下してしまい、甲状腺機能低下症まで悪化してしまう方もいるそうです。

対処方法

極端な食事制限をしない(特に糖質)

飢餓状態だと体が感じてしまうと、T3ホルモンの産生を抑えます。
代謝を下げることで飢餓状態を乗り切ろうという生存戦略ですね。

特に糖質を極端に制限してしまうと省エネモードに入りやすいと言われております。
糖質も体に必要な栄養素ですので、1日90~120g程度の量は摂取したいところです。(適正な量は個人差があります)

不安にならないこと

焦ったり不安に思うことで、女性の体は省エネモードになってしまいます。

不安・ストレスを感じると女性はT3ホルモンの産生が低下します。

逆に男性は代謝が活発になる傾向なのですが、これは遥か原始時代をイメージして頂くと納得しやすいかと思います。
原始人イラスト

男性・・・危機的状況に陥ったら、状況解決のために行動しなければいけない。太っていては機敏に動けないので痩せなければいけない。
女性・・・危機的状況に陥ったら、じっとしていて生存率を上げなければいけない。そのためには太らなければいけない。

男性と女性では痩せやすい環境が違ってくるのですね。
女性は安心できる環境に身を置くことで、省エネモード(低代謝)から脱することが出来ます。

ビタミンDと亜鉛を摂る

低T3症候群の改善にビタミンD亜鉛が効果があるのではと言われております。

セレンというミネラルも効果があると言われますが、セレンは摂り方を間違えると毒性を発揮しますので安易におすすめできません。

ビタミンD

ビタミンDは正式には「ビタミンD3」という名称です。
この「D3」と「T3」は構造や体内での働きが似ています。

ビタミンDを1日20,000IU摂ることで低T3症候群を改善できるのでは、と期待されています。

ビタミンDは紫外線を浴びることで体内でつくられますが、美肌のために紫外線を避けている女性が普通だと思います。
日光浴はシミなどのリスクがありますので、サプリメントからビタミンDを摂るとよいでしょう。

※ビタミンDは1日10,000IUから始めてみてください。
またビタミンDばかり摂っていると体内でビタミンAとのバランスが悪くなります。ビタミンAも1日10,000IU摂ってください。


亜鉛

亜鉛は甲状腺でT3をつくる際に必要な栄養素です。
またT4ホルモンが体内で必要量T3に変換されるのですが、この際にも亜鉛が必要だと言われています。

亜鉛は1日30mg摂ってみてください。
亜鉛を大量に摂ると銅が不足しますので、銅も含まれているタイプのサプリメントがおすすめです。

なお亜鉛は胃が弱い方が飲むと吐き気や不快感を感じやすい栄養素です。空きっ腹に飲まないように気をつけてください。

※サプリメントが体質に合わないと感じたら中断してください。

まとめ

・極端な食事制限をしない(特に糖質を十分な量摂る)

・不安にならない

・ビタミンDや亜鉛を摂る

他には腸内環境が悪いとT3が不足するという説もあります。食物繊維や発酵食品を摂ることも心がけてください。
上手に体の省エネモードを解除してくださいね。