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やってはいけない危険なトレーニング
筋力トレーニング(ウェイトトレーニング)には様々な種目がありますが、やると体を壊してしまう種目もあります。
それらは人体の構造を無視したトレーニング方法だからなのですが、その中でも代表的なやってはいけないトレーニングを紹介します。

ビハインドネック系の種目




『ビハインドネック・ラットプルダウン』『ビハインドネック・プレス』『ビハインドネック・プルアップ』など、首の後ろで腕を挙げたり下げたりするトレーニングは肩を壊します。

これらのトレーニングは正常に肩を動かせる範囲を越えて可動させるので、肩関節に無理がかかりすぎて壊れます。
関節が炎症を起こす程度ですめばいいですが、靭帯が切れて脱臼までいくと後遺障害が残ってしまいます。

他のトレーニングでも狙いたい筋肉を鍛えることが出来るので、無理にこれらの危険なトレーニングを行うメリットはありません。

レッグ・エクステンション


『レッグ・エクステンション』は大腿四頭筋(太ももの前側)を鍛えるメジャーなトレーニングですが、膝を壊すことでも有名なトレーニングです。
このトレーニングでは膝に強力な負荷が集中してしまうため、膝関節が耐えきれないのです。

大腿四頭筋を鍛えたいのならば、ハイバー・スクワットをしましょう。

シュラッグ


『シュラッグ』僧帽筋上部を鍛えるためのトレーニングですが、肩を大きく上下させすぎるので肩関節に無理のある動きになります。

僧帽筋上部を鍛えたいのならデッドリフトを行いましょう。

アップライト・ロウ


『アップライト・ロウ』は僧帽筋と三角筋を鍛えるためのトレーニングです。

このトレーニングは手首を曲げた無理な格好で重たいものを持ち上げるので、手首がねんざしやすく最終的には手首を壊します。

また上腕も無理な格好で挙げ過ぎるので、上腕骨頭と烏口突起の衝突が繰り返され肩関節の損傷を起こします。(インピンジメント症候群)
さらに棘上筋腱の断裂リスクも高い危険なトレーニングですので、絶対にやらないでください。

グッドモーニング


『グッドモーニング』は、大殿筋・ハムストリングス・脊柱起立筋群を鍛えるトレーニングです。

ハムストリングスの伸展を感じるためによく使われるトレーニングですが、ウェイトが体の重心線よりもはるか前方に移動するのが問題です。

ウェイトが体の重心線よりも離れれば離れるほど支点となる部位に負荷がかかりますので、このトレーニングの支点である腰に負荷がかかり過ぎます。

バランスを崩しやすく簡単に腰を壊してしまうトレーニングですので、絶対にやめましょう。

ウェイトは体の重心線上で扱うのが基本です。

高重量でのダンベル種目


勘違いされている方が多いですが、ダンベルは上級者向けのトレーニングです。

なぜなら、左右の手で別々に動かさなければいけないのでバーベルよりもコントロールが難しいからです。
また片腕にかかる負荷もバーベルより増します。

特に片手50kgを越えてくると肩鎖靭帯などが耐えきれずにちぎれてしまう危険性も出てきます。

よって上級者以外は高重量でのダンベル種目を避けた方が無難です。

ケーブル・ファンクショナルトレーニング類


『ファンクショナル・トレーニング』という言葉には様々な定義がありますが、ここで言うのは『スポーツの動きを再現しながら行う筋力トレーニング』のことです。
例えば野球なら上の動画のように、バットのスイングの動きをしながらケーブルを引っ張ります。

いかにも打撃力が上がりそうなトレーニングですが、このトレーニングでスポーツが上手くなることはありません。
なぜなら、『実際の試合では高重量のバットを使わない』『特定の部位だけに負荷が集中しすぎて体が壊れる』からです。

高負荷をかけてスイングなどの練習をすると、逆にフォームは崩れます。
また打撃力を上げたいのなら、コンパウンド系の筋力トレーニングで全身の筋肉を同時に使うトレーニングをするべきです。

そしてケーブルマシーンでは通常の練習ではあり得ない何十kgという負荷をかけることが出来るので、簡単に骨折や断裂をします。
野球ではよく通常よりも重たいバット(マスコットバット)でスイングの練習をしますが、腰に無理な負担がかかるので多くの選手が腰椎疲労骨折・腰椎分離症などになります。
2kg程度のマスコットバットでもケガのリスクがあるのですから、何十kgもの負荷をかけてスイングの練習をすることがどれだけ恐ろしいものか想像が出来ると思います。

最近では野球の練習にマスコットバットを使用することを禁止しているところも多くなっています。
よりリスクの高まるファンクショナルトレーニングを、スポーツの練習に取り入れる意味があるでしょうか?

まとめ

基本的に、

1.無理な関節の動きをする種目

2.体の重心線から大きく外れた動きをする種目

3.一箇所に負荷が集中しすぎる種目

は避けるようにしましょう。